長命草はボタンボウフウ(牡丹防風)と呼ばれる沖縄の伝統野菜です。
沖縄では古くから伝統野菜として料理、時には民間薬としても愛用されてきた長命草。
健康増進効果も科学的に認められ、栄養価がとても高いため、パワーベジタブルとも呼ばれています。
特に沖縄では、1年を通して手に入る事からよく食され、近年の研究から沖縄が長寿であった要因の1つとしても知られるようになりました。
リプロファーマでは、現地の農家と男性不妊専門医と共同研究をおこない、長命草を男性不妊予防並びに治療に応用する事に成功しました。
精子改善薬として特許取得
ボタンボウフウ又はその抽出物を含む精子改善剤及び精液改善例
ボタンボウフウ乾燥葉のサプリメントを3か月間摂取することで精子濃度、総精子数、運動率が改善しました。
この結果から、摂取後に精子運動率や精子濃度が改善するだけでなく、
摂取し続けることでさらに精子の質が良くなる事が示されました。
精子は非常に酸化ストレスに弱く、体内で過剰に発生した活性酸素は、精子を傷つけ、男性不妊の原因になります。
長命草にはルチンやクロロゲン酸などの良質なポリフェノールが含まれています。
これらのポリフェノールは日常生活で発生した活性酸素を除去する働きがあるといわれています。
長命草(ボタンボウフウ)の抗酸化作用は同様に沖縄でとれる食材として有名なゴーヤの約8倍といわれ、ルチンを含む代表的な食材であるそばや、クロロゲン酸を含む食材のコーヒーに比べ、それらの含有量は2倍以上です。
肥満は、精子の運動性を阻害し、ひいては男性不妊を引き起こす要因となりえます。
長命草に含まれているプテリキシンには抗肥満作用があります。
中性脂肪の合成を抑制し、脂肪の燃焼を促進する事で体脂肪の蓄積を抑制します。
同じく、長命草の葉に含まれるクマリンには、抗肥満作用と高脂肪合成作用が認められています。
男性側の不妊を引き起こす要因となりえる肥満を解消することで、不妊のリスクを減らすことに貢献すると考えます。
長命草は豊富な栄養素を含むため
男性不妊以外にも様々な健康増進効果が報告されています。
動脈硬化・高血圧・喘息等を予防
血流の促進、血管拡張、代謝促進、冷え症・むくみの改善
排尿障害の改善、利尿作用、頻尿の改善
便秘の改善
シミやしわ等も含めた老化を予防
数多くの患者と向き合い、治療実績を積み上げてきた男性不妊専門医達が
約5年間の研究期間を経て開発した集大成ともいえるドクターズサプリメントです。
当製品は、同じく抗酸化作用のある還元型コエンザイムQ10を中心に配合された
サプリメント「AQ10(エーキューテン)」と併用することにより、
男性不妊の予防・治療により総合的な効果を発揮することが期待できます。
南でとれるほど高成分濃度になるといわれている長命草。当製品では高品質の沖縄産のものを使用しています。
1日分4錠に長命草の葉(24枚)枚相当が含まれています。
また、安心して継続していただけるように添加物は極力使用していません。。
沖縄でも最も南の地域に位置する宮古島の厳しい太陽の日差しと豊かな潮風で育つ長命草にはビタミンやミネラル等がたっぷり含まれています。リプロファーマの長命草は、宮古島の契約農家のもと、完全無農薬の栽培を行っています。
長命草の発育が良く進むように月に一度は海水の散布をおこない、良質な長命草を継続的に育てていきます。
製品化する長命草は茎から切り取った“葉”の部分のみ。
葉の部分に高濃度のポリフェノールやビタミン、ミネラルがたくさん含まれていることがわかっているからです。
医療に使用する長命草サプリメントに思いを込めて、丹念に一枚づつ切り取っています。
先に挙げた健康推進効果に加え長命草には抗糖尿病作用、大腸がん抑制作用、
血小板凝集抑制作用、血管拡張作用など様々な効果が報告されています。
男性不妊予防の土台となる体の調子を整えることに貢献します。
不妊治療を行うに際する体の健康と共に、
お子さんを授かった後の親としての責任である健康をご自身で守っていくときの心強いパートナーになれるのが、
長命草サプリメントです。
Okabe T, Toda T., Nukitrangsan N., Inafuku M., Iwasaki H., Oku H., Peucedanum japonicum
Thunb inhibits high-fat diet induced obesity in mice, Phytother Res. 2011 Jun;25(6):870-7
長命草を10%含まれている食事を摂取し、カルニチンパルミチン酸転移酵素活性が増えたことで、脂肪酸の酵素活性が減った。
この研究における結果は、減量や肥満を減少させる際に最初に使う天然かつ安全な作用剤として、長命草が使えることを示している。
Hisamoto M., Kikuzaki H., Ohigashi H., Nakatani N., Antioxidant compounds from the leaves of Peucedanum
japonicum thunb. J Agric Food Chem. 2003 Aug 27;51(18):5255-61.
17の成分が長命草の葉のN-ブタノール溶液分解により単離された成分を質量分析法と核磁気共鳴分光法技術に基づき、以下のように単離成分を定めた。
(1)イソクエルシトリン、(2)ルチン、(3) 3-O-カフェオイルキナ酸、 (4) 4-O-カフェオイルキナ酸、(5)5-O-カフェオイルキナ酸、(6)クニジオシドA、(7)AプラエロシドⅡ、(8)プラエロシドⅢ、(9) apterin 、(10)エスクリン、(11) (R)-peucedanol 、(12) (R)-peucedanol 7-O-β-D-グルコピラノシド、(13)L-トリプトファン、(14)ウラシル、(15)グアノシン、(16)ウリジン、(17)チミジン
(11)と(12)を除いたすべての成分は長命草からは初めて単離されたものである。いくつかの単離された成分は高精度の脂質クロマトグラフ解析により定量化された。加えて、単離されたすべての成分はラジカル補足活性により、2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル上とアゾビス二塩酸による誘発される酸化抑制リポソーム上のものが調べられた。
成分rutin (2), 3-O-caffeoylquinic acid (3), 4-O-caffeoylquinic acid (4), 5-O-caffeoylquinic acid (5)が、主な効能のある成分であり、長命草の葉の抗酸化作用に寄与している。
The spermatogenic effect of yacon extract and its constituents and their inhibition effect of testosterone metabolism.
Biomol Ther (Seoul). 2013 Mar;21(2):153-60. doi: 10.4062/biomolther.2012.093
クロロゲン酸でラットにおいて精子数および血清テストステロンレベルを増加させる。
5週間投与した後、精巣上体の精子数はそれぞれ34%および20%増加した。
精子不足による不妊症の改善剤と、テストステロンの低レベルの遅発性性腺機能低下症候群の可能性を示した。
Nugara R.N., Inafuku M., Takara K., Iwasaki H., Oku H., Pteryxin: a coumarin in Peucedanum japonicum Thunb leaves exerts
antiobesity activity through modulation of adipogenic gene network. Nutrition. 2014 Oct;30(10):1177-84
部分精製された長命草のヘキサン相は、抗肥満薬として知られている。しかし、化合物として抗肥満にどうきいているのかは不明である。そこで本研究では、分離された活性化合物を用いて抗肥満活性のメカニズムをin vtor環境下で調べる。本研究では、長命草のプテリキシンが脂質代謝関連遺伝子ネットワークの統制、並びにin vitro環境下でのエネルギー生産の改善において重要な役割を担っていることが分かった。つまり、この結果はプテリキシンが抗肥満薬として新たな天然化合物として利用できることを示した。
Naoyuki T.,RuwaniN.N., Masashi I., Kensaku T., Takayuki O., Toshio I., Hironori I., Takafumi O., Hirosuke O., In vivo and in vitro anti-obesity activities of dihydropyranocoumarins derivatives from Peucedanum japonicum Thunb, Journal of Functional Foods Volume 29, February 2017, Pages 19-28
本研究では、長命草に含まれるいくつかのジヒドロクマリンは、抗肥満作用があり、それは脂肪合成を抑制するものであるということが実証された。
Hisamoto M., Kikuzaki H., Ohigashi H., Nakatani N., Antioxidant compounds from the leaves of Peucedanum japonicum thunb. J Agric Food Chem. 2003 Aug 27;51(18):5255-61.
17の成分が長命草の葉のN-ブタノール溶液分解により単離された成分を質量分析法と核磁気共鳴分光法技術に基づき、以下のように単離成分を定めた。
(1)イソクエルシトリン、(2)ルチン、(3) 3-O-カフェオイルキナ酸、 (4) 4-O-カフェオイルキナ酸、(5)5-O-カフェオイルキナ酸、(6)クニジオシドA、(7)AプラエロシドⅡ、(8)プラエロシドⅢ、(9) apterin 、(10)エスクリン、(11) (R)-peucedanol 、(12) (R)-peucedanol 7-O-β-D-グルコピラノシド、(13)L-トリプトファン、(14)ウラシル、(15)グアノシン、(16)ウリジン、(17)チミジン
(11)と(12)を除いたすべての成分は長命草からは初めて単離されたものである。いくつかの単離された成分は高精度の脂質クロマトグラフ解析により定量化された。加えて、単離されたすべての成分はラジカル補足活性により、2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル上とアゾビス二塩酸による誘発される酸化抑制リポソーム上のものが調べられた。
成分rutin (2), 3-O-caffeoylquinic acid (3), 4-O-caffeoylquinic acid (4), 5-O-caffeoylquinic acid (5)が、主な効能のある成分であり、長命草の葉の抗酸化作用に寄与している。
Nicole O. P., Hassan W. B, Tod F, Michelle L. Impact of obesity on male infertility, sperm function and molecular composition.
Spermatogenesis. 2012 Oct 1; 2(4): 253–263.
男性の肥満は妊娠において負の影響がある。ホルモンレベルを変化させ、精子機能と分子組成を直接的に変化させてしまう。
Dupont C, et al. Obesity leads to higher risk of spem DNA damage in infertile patients. Asian J Androl. 2013. Jun 24. Epub
低受胎性カップルの中から330人の男性患者を対象にした調査を、 TUNEL法により行ったところ、DNA損傷が肥満男性に多い事を確認した。
Nugara R.N., Inafuku M., Iwasaki H., Oku H., Partially purified Peucedanum japonicum Thunb extracts exert anti-obesity effects in vitro, Nutrition. 2014 May;30(5):575-83
本研究では、ヘキサン相が極めて重要な脂質代謝に関する遺伝子の発現を規制しており、エネルギーがin vitroに消費されていることが実証された。この結果はつまり、肥満抑制とその化学成分に含まれるヘキサン相の活動に見識を与えることとなった。
Nukitrangsan N., Okabe T,. Toda T., Inafuku M., Iwasaki H., Oku H., Effect of Peucedanum japonicum Thunb extract on high-fat diet-induced obesity and gene expression in mice, J Oleo Sci. 2012;61(2):89-101
本研究における結果は、長命草内の抗肥満作用を持つファイトケミカルが脂質レベルを脂質吸収の抑制と腎臓、脂肪組織、および筋肉における肥満関連遺伝子の発現を調整することで下げていることが分かった。
Nukitrangsan N., Okabe T., Toda T., Inafuku M., Iwasaki H., Yanagita T., Oku H., Effect of Peucedanum japonicum Thunb on the expression of obesity-related genes in mice on a high-fat diet, J Oleo Sci. 2011;60(10):527-36.
本研究で見られた変化(結果)によれば、長命草を食したマウスにおいて脂質恒常性におけるメンテナンスの際に増加した脂肪酸の酸化がみられた。また腎臓におけるインスリン感受性を示す。長命草は、PPARγ、FXRα、DGAT1、ATGL遺伝の発現を増加させ、脂肪細胞分化の向上と脂肪組織の機能性を正常化を向上においても効果があったと示された。
Okabe T, Toda T., Nukitrangsan N., Inafuku M., Iwasaki H., Oku H., Peucedanum japonicum Thunb inhibits high-fat diet induced obesity in mice, Phytother Res. 2011 Jun;25(6):870-7
長命草を10%含まれている食事を摂取し、カルニチンパルミチン酸転移酵素活性が増えたことで、脂肪酸の酵素活性が減った。この研究における結果は、減量や肥満を減少させる際に最初に使う天然かつ安全な作用剤として、長命草が使えることを示している。
大野木宏, 屋久島ボタンボウフウの血管機能改善作用, 食品と開発 巻:44 号:12 ページ:38-40 .2009年12月01日
Lee S.O., Choi S.Z., Lee J.H., Chung S.H., Park S.H., Kang H.C., Yang E.Y., Cho H.J., Lee K.R., Antidiabetic coumarin and cyclitol compounds from Peucedanum japonicum, Arch Pharm Res. 2004 Dec;27(12):1207-10.
ゼンコ(長命草、セリ)から80%のエタノール抽出で得られた“peucedanol 7-O-beta-D-glucopyranoside”は食後高血糖を39%抑制する。ミオイソトールも34%食後高血糖を抑制することが分かった。
Morioka T., Suzui M., Nabandith V., Inamine M., Aniya Y., Nakayama T., Ichiba T., Mori H., Yoshimi N., The modifying effect of Peucedanum japonicum, a herb in the Ryukyu Islands, on azoxymethane-induced colon preneoplastic lesions in male F344 rats. Cancer Lett. 2004 Mar 18;205(2):133-41.
本研究による発見は、ボタンボウフウが異常陰窩巣形成とβカテニンの蓄積に対して抑制効果を持つことが示された。またボタンボウフウが細胞の増殖活性を減少させ、大腸の発がんに対して化学的予防効果がある可能性が示唆された。
Jong T.T., Hwang H.C., Jean M.Y., Wu T.S., Teng C.M., An antiplatelet aggregation principle and X-ray structural analysis of cis-khellactone diester from Peucedanum japonicum. J Nat Prod. 1992 Oct;55(10):1396-401.
構造的関係性のある3つのケルラクトンクマリンがボタンボウフウ(セリ科)の地上に出ている部位から単離された。2つの成分はクマリンの中でも新しい成分であるという事が分光学的分析、化学的分析から分かった。
3つの天然のケルラクトンエステルは 血小板凝集バイオアッセイを受け、シス-3, 4′‐ジイソバレリルクヘルラクトンジが重要な活性をみせた。
Deguchi, J., Hayami, S., Adachi, S., Onogi, H. and Kato, I., ボタンボウフウ(Peucedanum japonicum)由来のイソサミジンは血管內皮細胞から放出される NO を 介 して血管拡張作用を示す, J. Tradit. Med. , 26 , S118 (2009).
飲料に含まれるボタンボウフウ中のポリフェノールを分析したところ,柑橘類に含まれることが知られているヘスペリジンやジオスミンが検出され,他の含有成分とともに血流改善,むくみ改善に関与する可能性が推察された。